映画・テレビ

2018年9月30日 (日)

「ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪」を観る

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この映画は、ペギー・グッケンハイム(1898-1979)の生前に収録されたインタビューをもとに、その自由奔放な人生を追って構成したドキュメンタリー。20世紀の芸術家たち、デュシャン、ピカソ、ダリ、コクトー、ジャコメッティ、ミロ、エルンスト、ポロックらと交流し、支援したペギー。作品や写真でしか知らない彼らの貴重な映像を見ることが出来て、それだけでもよかった。晩年、ヴェネチアの大運河沿いに邸宅を構え、のちにグッケンハイムの美術館となったが、その映像を見て、30数年前に初めて訪ねた時のことを懐かしく思い出した。

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2018年9月23日 (日)

「ミリキタニの猫」《特別編》を観る

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映画「ミリキタニの猫」はたしか10年ほど前に渋谷のユーロスペースで観た。タイトルに猫があり、猫の絵を描く画家のドキュメントらしいということで、これは観なければと思い観た。ニューヨークの路上で生活しながら絵を描くジミー・ツトム・ミリキタニ。9.11以後は、悪環境のため、猫の絵がきっかけで親しくなったこの映画の女性監督リンダのアパートに住むように勧められ、部屋の中でも絵を描き続ける。

 

ジミーは日系2世としてアメリカで生まれ、広島で育ち、再びアメリカの地を踏み、戦時中はツールレイクの日系人強制収容所で暮らした。戦争によって人生を左右されても、終始芸術家としての矜持を持ち続けた人。

 

今回特別編としているのは、新作短編「ミリキタニの記憶」との2本立てということで、新作短編ではジミーと交流のあった人たちの証言や広島の三力谷家のルーツなどを追っかけている。晩年は施設でミコという猫と暮らした。

 

上映会場は芝公園の「東京都人権プラザ」だった。無料。上映後は作家の星野智幸氏とミシュカの森主宰の入江杏氏、そして新作短編の監督で本編でも制作に関わった映画プロデューサーのマサ・ヨシオカ氏のトークがあった。50年以上、都民として暮らしているが、東京都人権プラザという存在を初めて知った。ここには人権に関する専門の図書室があり、講演や施設見学、映画会などの人権連続講座も開かれている。企画展示室では、ミリキタニの絵の展覧会が1117日まで開催されている。

 

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2018年8月22日 (水)

「彼岸花」(1958)と「秋刀魚の味」(1962)を観る

先日「早春」(1956)と「秋日和」(1960)を観たので、小津安二郎が1年おきに制作した4作品を続けて観たことになる。どれも出演者が大体一緒で、セットも似ている。内容も年頃の娘をもつ父親の気持ちを扱っているため、どの場面がどの作品だったか混乱する。笠智衆はさすがにいい。ただ居るだけでいい。「秋刀魚の味」は小津の遺作になるらしいが、岩下志麻が初々しい。生涯独身だったという小津監督が父娘にこだわったのはなぜだろう、山田洋次の「男はつらいよ」との違いは何だろう、とふと思った。

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2018年8月18日 (土)

「縄文にハマる人々」を観る

タイトルの通り、縄文にハマった人たちが次々と登場する。そのハマり方が尋常ではない人も。そして情熱をこめて持論を展開する。なるほどと感心したり、ホントかよと思ったり、愉快で笑えたり…。そして全国各地にこんなにも縄文関連の博物館というか資料館のようなものがあるのか、と驚きだった。1万数千年を経ても、縄文人は身近に定着しているということですね。映画は当初予定していたより次々と取材先が増えて、収拾が付かなくなる感じで進み、意外なラストシーンで終わった。あっという間の1時間40分でした。渋谷のイメージフォーラムで。

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2018年7月20日 (金)

古い映画を3本観る

ユーチューブで小津安二郎の「早春」(1956年)と「秋日和」(1960年)、そして野村芳太郎の「砂の器」を観た。「早春」はスペイン語、「秋日和」は英語、「砂の器」は中国語のそれぞれ字幕付きだった。「早春」という作品は知らなかった。戦後のようやく活気を取り戻した東京に暮らすサラリーマンの日々、家族のあり方。池部良、淡島千景、岸恵子、笠智衆、東野英二郎、杉村春子、宮口精二、中村伸郎、山村聰、長岡輝子、と錚々たる顔ぶれ。主演の池部良と岸恵子は唯一の小津作品とか。「秋日和」はよかった。日常の何気ない会話だけで成り立っている。英訳も当然シンプル。外国人に人気があるのはそんな点にもあるのではないか。前にも書いた気がするが、原節子の笑い方がとても気になる。好きになれない。小津安二郎は気にならなかったのだろうか。不思議である。

「砂の器」は松本清張原作だけあって、ストーリー展開も見応え十分だった。ベテラン刑事役の丹波哲郎と若い森田健作のコンビがいい。先日亡くなった加藤剛が作曲家役。美男すぎた。何といっても風景の映像がいい。田園を走る列車、厳しい自然のなかを放浪する父子。映画は見はじめるとクセになる。続けてみてしまう。

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2018年6月25日 (月)

「万引き家族」を観る

カンヌ映画祭のパルムドール賞を取った作品がどんなものか観ておこうと思った。是枝監督は当初、地味なタイトルを考えていたらしいが、「万引き家族」というタイトルはインパクトがあって、興行成績にも結びついていると思う。冒頭から万引き場面。見ていてしんどかった。気が重くなった。血縁じゃない者同士の奇妙な家族の心のふれあい。でもカラっと明るく暮らす家族。そしてあることからバラバラになっていく家族。うーん、家族って何だろう、と考えさせられた。わたしたちは「家族」という言葉をふつうに使っているけれど、もはや中身は意味をなしていないのではないかと。そういえばこのブログ名も「猫天家族」でした。

川上弘美の『水声』を読んだ。文章がいい。こちらも奇妙だが、ある意味家族とは、きずなとはを考えさせる話だ。

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2018年6月16日 (土)

「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」を観る

「万引き家族」にするか迷ったが、とりあえずこちらを観ることにした。前二作も観ている。寅さんと同じでなんとなくクセになる。それぞれの役どころの息がぴったりで見ていて心地よい。今回は主婦の立場について。説明的でくどいところもあったが、涙あり笑いありで面白かった。最後は看護師の嫁さんが妊娠? で終わり。次作への余韻を残した。

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2018年6月10日 (日)

「モリのいる場所」を観る

期待していたせいか、それほどでもなかった。喜劇風。モリを演じた山崎努がどうもしっくりこなかった。最後までこれは山崎努が演じていると意識させられたせいか。小さな生き物のアップと音楽はよかった。銀座のシネスイッチに行ったら行列ができていて驚いた。この手のものに群がる元気なおばさんたちがほとんど。わたしもそのひとりだが。

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2018年4月 3日 (火)

桜守り

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けさ4時からのラジオ深夜便を聞いていたら、桜守りの森田さんという人のお話しだった。先日、吉永小百合主演の「北の桜守り」という映画を観たばかりで、桜の木の腐食した部分に墨と糊を混ぜたものを主人公が懸命に塗る場面があった。1970年代はまだよい薬がなく、墨と糊で治療していたのだなと眺めていたが、その映画の桜守りの指導をされたのが森田さんだった。吉永さんに会って最初はドギマギだったが、質問攻めの熱心さにさすが大女優と思ったとのこと。

今年の桜・染井吉野は足早にやってきて、去っていった。29日、千鳥ヶ淵の桜は満満開、たくさんの人だった。咲く時期を少しずらして楽しめる天龍峡の八重桜街道は今が満開のよう。ここをつくったのも森田さんとのこと。そういえば、福島三春の滝桜の子孫を分けてもらったハルさんの桜はどうなったかしら。

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2018年3月 1日 (木)

映画「祈りの幕が下りる時」を観る

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この手の日本映画はほとんど見ないので、何とも言い難いが、可もなく不可もないテレビドラマを見ている感じだった。只券があったので観た。阿部寛が主演。この人イケメンだけど、シリアスなものよりもコメディタッチが似合う気がする。予告編が何本か映されたが、阿部寛さんが出る映画の多いこと。ずいぶん活躍しているのですね。日本橋界隈と川からの風景がよかった。

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