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2019年10月 7日 (月)

火によって読まれた書物

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スズさんの案内で珍しい個展を2つ見た。西村陽平展と神林學展。いずれも銀座の奥野ビルで。案内はがきを見せてもらった時、2つとも面白そうと思った。前者の西村の作品は和紙、それとも粘土で作った作品かしらと思っていたら、実際の書物、岩波文庫を1000度の高温で焼いたものだと聞いて驚いた。それぞれの文庫本は頑なにページを閉ざしたままのものだったり、軽やかにページがめくられていたり、様々な形状を示していた。こんなにきれいに残ることに唯々驚いた。この個展を「花の骨」と名付けた画廊主の香月人美さんも只者ではない。朗読者であり、舞踏家でもある。以前読んだ詩の一節、「私という一冊の書物は火によって読まれなければなりません」とこの作品との巡りあわせに運命を感じている熱い人だった。後者の神林の作品は照明による影が美しかった。2つの作品を見て、若い昔に戻ったような気分だった。

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