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2019年5月

2019年5月21日 (火)

「アートになった猫たち展」を観る

展示作品のほとんどが歌川国芳らの錦絵だったが、それ以外では岡本一平の墨画彩色の「漱石先生」が出色だった。岡本一平は漫画家で岡本かの子の夫、岡本太郎が息子。一平は漫画の腕を買われて夏目漱石がいた朝日新聞社に入社、漱石を尊敬していたという。漱石そこに並んで座る猫がユーモラスでもありなんとも味がある。歌手の八代亜紀さんの油絵もあった。6月23日まで日比谷図書文化館で。

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2019年5月 7日 (火)

2019 荷風忌

4月30日、浄閑寺の荷風忌に行ってきた。ご住職の読経のあと講演は上智大学教授・小林幸夫氏の「永井荷風と志賀直哉」だった。2人の接点はほとんどないが、2人の作品や人間関係を比較してのお話。小説における女性表現や女性への思い入れ方などについて。冒頭ではマンガ・ゲームにおける荷風と志賀という荷風ファンには縁遠いジャンルを紹介して新機軸? を打ち出していた。

5月5日の市川荷風忌には驚いた。午後1時30分開演、12時30分より整理券を配るというので、12時30分ちょうどに行くと、すでに満席で並んでいただいても入場できないという。私の後ろの女性は、早く着いたけれど12時30分まで時間があるで買い物をしてきたという、荷風さんが下宿していた家の向かいに住んでいる、補助席でもいいから入れてほしいと。予定の220人よりは増やしたようだが、なんと私の1人の前で終わり。こんなことは初めて。今年は荷風生誕140年、没後60年の記念の年で宣伝が行き渡ったせいか。会場外のテレビの前に椅子を用意するという。仕方がない、食事に行って戻ってくるとキャンセルが出て入場することができた。

演題は明治大学准教授嶋田直哉氏の「永井荷風と谷崎潤一郎ー師弟・文学・疎開」と、おとがたり『珊瑚集』「風邪ごゝち」ーヴァイオリンの音色とともに―を俳優座女優長浜奈津子氏の語りと喜多直毅氏のヴァイオリンで。お話のほうは知っていることがほとんどだったが、婦人公論500号(昭和33年11月)の荷風と谷崎の対談「昔の女、今の女」の録音テープを聞くことができた。話に乗らない荷風に、司会の佐藤観次郎が奮闘している様子が面白い。疎開先の岡山から東京へ戻る際の列車切符の手配をしてくれた総社町以呂波旅館の村田武雄氏(音楽評論家)のことも知った。おとがたりの長浜さんは濹東奇譚のときよりずっとよかった。ヴァイオリンの音色は琴のようだった。

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2019年5月 5日 (日)

第49回日彫展 寒河江淳二さんの作品

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今回のタイトルは「気韻」。両手を掲げたポーズのその指先に目が行く。腹部の感じもいい。タイトルの通り気品がある。東京都美術館で。

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