文豪とアルケミストのゲームにでてくる荷風
11月3日から始まった「永井荷風展」が2月18日で終わった。終わる数日前にもう一度行ってきた。展示品の一部入れ替えや断腸亭日乗の違うページや、同じものでも一度目とは違った目で見ることが出来て収穫があった。
驚いたのは、アニメのキャラクターのような3人の絵があったこと。真ん中が荷風、左が森鴎外、右が谷崎潤一郎だという。どんなゲームか私は全く知らないが、文豪をモチーフにしたキャラクターが登場するもので、謳い文句に「この世に転生した文豪たちが綴るもうひとつの文学譚」とある。史実にも基づいているから、いま女性に人気のゲームらしい。因みにネットでこのゲームの荷風のところを開いてみると、次のように書かれていた。
「エリートな雰囲気を漂わせた長髪の青年。若くして英仏へ外遊し欧米の文化に触れた経験からロマンチストなところも覗かせる。江戸文化の愛好者でもあり歌舞伎や落語を好む。最近は特に浮世絵がマイブームなようだ。基本的に礼儀正しい人物だが日課である日記には不平や愚痴が多く書かれているらしい。」
面白いものをつくるものですね。それを借りてきて展示するのもいかにも現代的というか、先にも書きましたが、展覧会も変わってきました。
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