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2017年12月 5日 (火)

永井荷風展  講演会&対談

市川市文学ミュージアムで開かれている永井荷風展の開催イベントのひとつ、講演&対談に122日、行ってきた。講師は川本三郎氏、対談者は持田叙子氏。先着240名とのことなので、早めに行くと、待つ人のために椅子が30脚ほど並んでいた。最後に2つ空いた椅子があったので坐って待った。こういうときはスマホをいじっている光景がほとんどだが、珍しいことにひとりもいない。さすが荷風ファンというか、いや、年寄りが多いというか…。会場はほぼ満席であった。

川本氏は最初に荷風の家系が旧幕派の武士だったことが荷風の精神形成に影響しているとのお話をされた。荷風研究のこれまでにない観点であった。文体も漢籍の素養のある士のものであり、好対象として、下町生まれの町人文化の中で育まれた谷崎潤一郎の文章とは一線を画していると。後半は持田叙子氏との対談形式で荷風の作品についての見解やエピソードをいろいろ。川本氏は『荷風と東京』で町を歩く荷風を、持田さんは『荷風へ、ようこそ』『永井荷風の生活革命』などで、家の中や庭にいる荷風に着目した人。持田さんのお話は荷風忌や國學院大學で聴いているが、お姿も話し方もとても愛らしい方。おふたりとも新しい荷風像を生み出した人である。

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