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2017年11月22日 (水)

永井荷風展を観る

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荷風さんが「断腸亭日乗」の日記を書き始めたのが1917(大正6)年9月、今からちょうど100年前のことになる。その起筆百年を記念した展覧会が市川市文学ミュージアムで開かれている。前から心待ちにしていた展覧会だ。市川は荷風さんが戦後の昭和21年から亡くなる34年まで住んだ場所である。このミュージアムには市川荷風忌や資料室の利用で何度か足を運んでいるが、本八幡の駅から少し離れているので、歩くのが苦手な人にはちょっと不便かもしれない。展覧会場は混んでいるかもしれないと、平日の午前中にしたが、閑散としていて拍子抜けした。おかげでゆっくり、じっくり、観ることが出来た。
展覧会のコンセプトは「荷風の見つめた女性たち」。作品に描かれた女たち、荷風さんと関わりのあった実在の女たちを彼女らが生きた時代と社会のなかで捉えている。川本三郎氏の監修。『断腸亭日乗』の実物やメモ帳、谷崎潤一郎や阿部雪子の書状や珍しい写真を観ることが出来て、大いに満足。展示目録によると、約1週間ごとに、日記の開頁が違う。ちょうど行った日は、あの有名な「馴染みを重ねたる女一覧」の頁を見ることが出来た。残念だったのは、展示の仕方がチマチマしていて、スペースの問題もあるのだろうけれど、もう少し工夫がほしかったなと思ったこと。展覧会は2018年2月18日まで。
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