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2017年8月 6日 (日)

習慣が人間をつくる

聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生が718日、105歳で亡くなられた。取材の仕事で45回お会いしている。生涯現役で活躍されたが、じつは子供のころ体が弱く、10歳の時に急性腎炎で4か月休学。以後、運動を医師から禁止され、母親のススメでピアノを習い始めた。それも受験で中断し、京都大学2年の時に今度は肋膜炎で1年間休学。療養の後半でまたピアノを弾き始めた。シュバイツァーを尊敬して医学の道を志した。

周知のとおり、日野原先生は民間で初めて人間ドックを導入、また成人病を生活習慣病と提唱したが、その「習慣」ということについて、先生は次のように語っている。

「習慣という言葉は医学論文では俗語ということで使われなかったが、習慣は行動科学の中でいちばん大切で、影響を受けたウイリアム・オスラー博士も習慣を重視した。たとえば、バッハの音楽を上手に弾くには、何回も何回も練習をすれば自然に指が動いて弾けるようになる。いったん体に体得されると曲を弾きながらでも話ができたりする。なんでも繰り返してそれを習慣づけるとその人の生き方も変わってくる。このオスラー博士のルーツを探ると、ヒポクラテスが楽器の奏法などについて書いていて、習慣というものが人間をつくると。日本では福沢諭吉が言ったが、文献を辿れば、貝原益軒の『養生訓』の前から、昔の人は習慣を重視していたことがわかる。で、病気の三分の二は習慣によるものである」と。

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