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2017年3月20日 (月)

鳶職という仕事

鳶職って、カッコいい仕事だなと昔から漠然と思っていた。その鳶職の人の話を聞く機会があった。多湖弘明さん、昔気質の江戸っ子職人という私の増殖したイメージとはずいぶんかけ離れた今風のカッコいい男性だった。

まず画面で見せていただいたのが、東京スカイツリーの完成時に記念撮影したという天辺の天辺に立つ多湖さんの姿。タワーや高層ビル上階の透明な床の上に立つとお尻がムズムズするけれど、この画像を観ただけでヒェーとムズムズ、ゾクゾクした。このスカイツリー建設には56万人がかかわり、鳶職も20万人いるうちの100人がかかわったそう。ハレのお仕事だったのですね。

工事現場は鳶職に始まり、鳶職に終わるといわれるそうで、足場の組み方や鳶の花形、鉄骨の建て方が、その鳶の腕の見せ所らしい。興味深い話を沢山お聞きしたが、安全管理が一番大切であると。1件の重大な事故には29件の軽微な事故があり、300件のヒヤリがあるというヒヤリハット。多湖さんも仲間を何人か工事現場で亡くしているという。上空での仕事は寒さが一番の敵。手が凍えても手袋はできない。冬は雪が成長する前に落とす必要があり、夜中に雪かきをしたそう。ニッカポッカがだぼだぼなのは動きやすい機能性と危険を介するセンサーの役割、そして風力計の役目もするという。なるほどなるほど。

多湖さんは考える人、そして実行の人だった。鳶の仕事を広く知ってもらうために、ネットで発信し、講演活動も盛んに行っている。

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