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2017年2月27日 (月)

ヴィスコンティの「家族の肖像」を観る

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39年ぶりにスクリーンに甦る、デジタル完全修復版、とチラシにある。この映画を最初に観たのは、たしか新宿の武蔵野館だった。ヴィスコンティのことは当時パリに住む浜口画伯から「ベニスに死す」のことなど教えてもらっていた。高校生の時に「若者のすべて」を観ているが、ヴィスコンティという意識はなく、たぶんアランドロンが出ているので観たのだろう。今回「家族の肖像」を観て、思い出す場面がいくつかあったが、30数年の歳月の隔たりによって、受けとめ方がずいぶん違うものだと改めて思う。私自身が年を取ったせいか、老教授の生と死のはざまで揺らぐ複雑な心境がとてもよくわかる気がした。「山猫」の公爵、「ベニスに死す」の作曲家にも一脈通じるものがあるように思う。美に生きた人たち。舞台劇のように終始室内だけで展開。窓からの景色で辛うじてローマだとわかる。このすべてがセットだと知って驚いた。岩波ホールで。

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