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2017年2月 3日 (金)

映画「人生 フルーツ」を観る

建築家の津端修一さん(90歳)、英子さん(87歳)ご夫妻の日常を追った東海テレビのドキュメンタリー作品。おふたり合わせて177歳なのに、野良仕事をして、自ら育てたおいしいものを食べて、年をとっても生きる工夫がいっぱいの理想の生き方、すてきな映画でした。

「風が吹けば 枯葉が落ちる 枯葉が落ちれば 土地が肥える 土地が肥えれば 果実が実る こつこつ ゆっくり 人生 フルーツ」というナレーションが映画のなかで何度も流れました。

津端さんは東大卒業後、建築設計事務所を経て、1960年代に日本住宅公団のエースとして団地などの都市計画に携わってきましたが、自然との共生を目指した津端さんのプランは経済優先の時代に受け入れられず、彼はそうした方向に距離を置くようになります。そして関わった春日井市の高蔵寺ニュータウンの一隅に300坪の土地を買い、土を耕し野菜や果物を育て、雑木林を作って、いわばスローライフを夫婦で50年、実践してきたのです。

その暮らしぶりがみごとです。

そうしたある日、90歳の津端さんに見ず知らずの人から仕事が舞い込みます。津端さんの思想に共鳴する九州の精神科を経営するドクターからの病院の設計です。津端さんはすぐに図面を描き、仕事はとんとん拍子に進んでいきます。津端さんはこんないい仕事をさせてもらい嬉しい、お金はいりませんときっぱり言います。

そして映画の撮影中に、津端さんが昼寝から覚めず、亡くなったことも克明に写していきます。幸せな最期ですね。そして英子さんは……。映画の反響が大きいので2月半ばまで上映が延長されるとのことでした。ポレポレ東中野で。

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