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2016年12月 5日 (月)

風邪は病気というより治療行為

2週間ほど風邪が長引いた。私の場合はまず喉に来るので、喉がひりっとしたときに風邪を引くなと分かる。で、塩水でうがいをする。これで大丈夫と思っていたが、たまたま連日用事があって人ごみの中に出かけたために、ゆっくり休むことができず、軽い風邪症状が続いた。

風邪については、私の愛読書に野口晴哉(はるちか)(19111976)の『風邪の効用』(ちくま文庫)がある。時々読み返しているが、私は著者の考えにいたく賛同している一人だ。

「風邪は自然の健康法である。治すべきものではなく、経過するものである。自然な経過を乱しさえしなければ風邪を引いた後はあたかも蛇が脱皮をするように新鮮な体になる」と説く。つまり風邪は病気というよりも治療行為で、風邪が体の掃除になり、安全弁としての働きを持っている。だからちょくちょく細かく風邪を引くほうが体は丈夫なのだという。だから「風邪を繰り返せるうちは保証があるが、風邪を引かなくなるとバタッと倒れることが多い。脳溢血になった人の過去を丁寧に見ると、ある時期から風邪を引かなくなっている。必ずそういう時期がある。早く風邪を治そうとして熱を下げようとしたり、咳を止めようとしたりする中断法ばかり講じていると、風邪を治そうとしながら体がこわばり、治療しながら体が鈍くなるという逆効果になる」という。ある人にこの話をしたら、健康人には通用する話だけど……と。確かに風邪の経過にもいろいろあるので、自分の体の性質をよく知りぬいておく必要があるのは当然のことだが。

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