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2016年9月

2016年9月28日 (水)

「木々との対話」展を観る

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木彫作家を中心に5人、土屋仁応、田窪恭治、須田悦弘、國安孝昌、舟越桂の作品を観た。なかでも土屋仁応の動物に魅せられた。動物をモチーフにした木彫というと三沢厚彦の作品がまず頭に浮かぶが、ノミ跡がくっきりしていてユーモラスな三沢の作品に対して、土屋の生きものたちはまるで神の使いでもあるような、神秘的な雰囲気を漂わせていた。あとで知ったのだけれど、彼は仏教美術の古典技法と修復を学んだというから、なるほどと納得。猫がいた、鹿、羊、ユニコーンがいた。永遠の生命。

田窪恭治の廃材を金箔で包んだインスタレーションは感心しなかった。精巧極まる須田悦弘の植物はベネッセハウスミュージアムでもみたが、まるで本物のよう。國安孝昌の巨大なダイナミックなうねりには圧倒される。舟越桂の作品は有名。西村画廊でいくつか見ているが、作品名が「森の奥の水のほとり」「言葉をつかむ手」「遠い手のスフィンクス」など文学的。102日まで東京都美術館開設90周年記念展として展示。Kimg0749

 

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1日2軒、本屋が消えている ?

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9月23日、東京国際ブックフェアで林真理子さんの講演を聞いた。氏の週刊文春のエッセイは時々斜め読み、小説は申し訳ないけどほとんど読んでいない。私の守備範囲ではないと決めていたが、いま、毎日新聞に連載の老人ホームの話は時代をうまくとらえていて面白い。で、ちょっと興味をもって聞きに行った。余裕ある林さんの話しぶりは文壇の大御所の貫禄十分、時代は移り変わったなとつくづく思った。

 

本が売れない、本を読まないと言われるようになって久しい。山梨の書店の娘として生まれ、小さいころから本に親しんできた林さんは、いま小さな書店が日に2軒ずつつぶれている現実を嘆く。出版不況などではなく、もはや出版危機であると。ブック& カフェの出現やベストセラー本を大量に購入する図書館の影響で、本は買わずにただで読むのが当たり前の風潮がある。電車のなかではスマホばかり。たまに年配者が本を読んでいるとみると、図書館のスタンプが押してあったりすると。

 

そう、たしかに私も本を買わなくなった。どうしても欲しい本が少ないこともあるし、図書館が家の近くにあるし、おそらく読み切れないし、これ以上モノを増やしたくないし…という気持ちがある。電子書籍がもっと一般に浸透してくれば出版界にもちがった流れがうまれるのか。

林さんの話で頷いたのは、かつて筑紫哲也さんがベストセラーで100万部とか売れる本がある一方で全く売れない本がある両極端の現象は出版界がダメになると言っていたが本当だ、と。最近の傾向はまったくそう。話題になると、そこにだけ集中する。ベストセラーにならなくてもコンスタントに良い作品を世に出していくのがプロの作家の仕事だろうし、良書を見抜く力が読者にも問われている。

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2016年9月12日 (月)

映画「ラサへの歩き方 祈りの2400km」を観る

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どうして人はこんなにやさしくなれるのだろう、信仰をもつとはこういうことか、としみじみ思った。いい映画だった。チラシに「祈る。歩く。眠る。笑う。シンプルに生きるよろこびが見えてくる。」とある。チベットマルカム県ブラ村。死ぬ前にラサへ巡礼に行きたいという叔父の願いを叶えようとする男に、うちの誰それも連れてってくれ、お前も一緒に行ってきなさい、と、若者、妊婦、女児も加わった老若男女11人の村人が聖地ラサへと出発する。

 

途中産気づいた妊婦が最寄りの病院で出産すると、この子はなんと幸運なのかと皆に祝福される。五体投地をしながら歩く国道をトラックが頻繁に行き来する。彼らの所持品であるテントを支える丸太やストーブ、夜具、食料などを積んだ幌付きのトラクター? が、前方から来た乗用車に追突されて破損しても、怒ることなく、男たちが力を合わせて次の町まで車を手押ししていく。吹雪のなか、菜の花畑のなか。夜は寝る前にテントの中で皆で声を合わせて祈る。女の子が可愛い。大人と一緒になって五体投地をし、テントを張る手伝いをし、水汲みなどを黙々とする。

 

この映画はドキュメンタリーではないけれど、出演しているのは実際の村人たちとのこと。そしてクライマックスは念願だったらラサへの巡礼が叶い、先頭をマニ車を回しながら歩いていた叔父が、テントの中で安らかに死んでいたこと。これも幸運だったと皆が言い合う。生と死が日常の中に自然にある。信仰ということを考えさせてもらった映画でした。渋谷のシアター・イメージフォーラムで。

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2016年9月11日 (日)

ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち

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年間2000件を超えるプロジェクトに関わっているという超売れっ子のプラントハンター西畠清順氏のコレクション? 展。去年もたまたま見ることができ、世界の果ての珍植物をわざわざ持ってきて銀座で見せなくても、とちょっと疑問を感じたのだけれど、今年は展示点数を絞ってすっきり見せたせいもあってか、よかった。パンフレットには西畠さんの言葉で、それぞれの解説があるのだが、それがじつに面白い。植物の不思議や生命力のすごさを教えてもらった(銀座ポーラミュージアムアネックスで925日まで)。

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恵比寿のアトレ西館屋上の空中花園は名前に曳かれてわざわざ見に行ったが、えっ、これだけという狭いスペースで、せっかくの樹も生かされていないのが残念でした。

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2016年9月 7日 (水)

美味しいものを食べるしあわせ

前から話に聞いていたお店に連れてってもらった。といっても、お店といってよいのかどうか。つくばエクスプレスで守谷まで。迎えの車に乗って着いたところは竹藪のなかの一軒家。看板も表札もない。今はやりの隠れ家風とでもいうのか。Yさんという名前だけは分かった。そして脱サラ後、趣味で始たことも分かった。今日はYさんのお知り合いのご夫妻も含めて8人で。ご自慢のごま豆腐に始まり、すべて自然野菜の精進料理。旬の松茸が真薯の吸い物、揚げものに惜しげなく使われていた。先日、銀座でごちそうになった松茸の土瓶蒸し、松茸ご飯も上品でおいしかったけど、こちらは野趣に富んだ味わい。帰りは自動販売機の格安チケットで秋葉原まで。

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ルイ・ヴィトンのショーウインドウ

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銀座並木通りのルイ・ヴィトンの店。さすが素敵。さっそくスマホの壁紙にして気に入っている。NASAが地球に似た惑星を発見したというニュースがあったけれど、惑星の大きさを比較する動画が面白い。https://www.youtube.com/watch?v=GoW8Tf7hTGA

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