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2016年8月

2016年8月21日 (日)

びわ湖長浜KANNON HOUSE

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観音の里として知られる滋賀県長浜市が、今年3月、上野にオープンした「びわ湖長浜KANNON HOUSE」に行ってきました。京成上野駅と不忍池のあいだにあるビルの1階、狭いスペースですが、「観音」をテーマとした東京での情報発信拠点として誕生。地方自治体の取り組みの一つだそう。

 

長浜は古くから観音信仰が篤く、村人たちによって大切に守り継がれてきた観音様が130体以上もあるそうです。その中から、2か月交代で「お出まし」いただいて展示されるそうです。現在は尊住院(そんじゅいん)の聖観音立像(平安後期12世紀)がおいででした。この展示室は長浜産のヒノキで作られているとか。

 

暑さ、喧騒をよそに心静まる空間で向かい合って拝顔していますと、しあわせな気持ちになります。振り返ると窓の向こうには不忍池が臨めます。蓮の花が咲いていました。

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猫とアートの旅 久下貴史展

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この人の名前はポストカードを買ったこともあるので、知っていましたが、オリジナル作品を観るのは初めて。銀座に出たついでに伊東屋のギャラリーで。パリやアムステルダムの町並みに溶け込む猫ちゃんが魅力的でした。山城隆一さんの猫が好きでしたが、ちょっとそんな感じがあります。1枚、欲しいなと思った絵がありましたが、絵の値段を見て驚きましたね。6号くらい? 120万。さらりと描いた淡彩ふうでも50万円。驚くほうが時代錯誤なのでしょうか。

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2016年8月16日 (火)

内と外どちらを択ぶ猫暮らし

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家猫として11年、一緒に暮らすミックもホースケももとは野良猫コトンの子ども。クロも同じ腹から生まれた兄弟なのだが、クロは外暮らしを択び、母親のコトンと寝食を共にしていた。親離れ子離れができていない親子だった。ところがここにきて異変が。クロが一日の半分を家で過ごすようになったのだ。人間が夕方1階で食事をしている間に2階の窓の網戸を開けて入り、エサ場で食事をした後、トイレを使い、3階のM姉の部屋で過ごすようになった。なぜそう決めたのかわからない。クロはコトンにいつもくっついている甘えん坊で、私はその黄色い声が気に入らないのだが、コトンからもういい加減にしなさい、と突き放されたのかもしれない。

コトンは母親なのにとても小さくてクロと並んでいるとクロがまるで親のように見える。コトンは優性遺伝を考えて、大きな茶虎を相手に決めたのかもしれない。もう十数年も人間にエサの面倒を見させながら、コトンはいまだに触らせない野良のなかの野良。でも近頃はさすがに目の前で、触ろうとすれば触れる位置で食事をするようになった。数年前の真夏の40日間、コトンは一度も姿を見せなかった。ついに死んだのかもしれないと、一度は黒枠写真になったコトン。よたよたながら食欲旺盛。立派に生きている。

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2016年8月13日 (土)

「頭痛肩こり樋口一葉」を観る

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何度も再演されている井上ひさしの代表戯曲。今年は樋口一葉没後120年で、その記念の東宝・こまつ座提携特別公演。この芝居、昔テレビの舞台中継で観ただけで生は初めて。樋口一葉の評伝なのだけれど、それはあくまでも井上ひさし流に捉えた一葉で、一葉の小説に出てくる女性たちを髣髴させ、女であることで自由を阻まれた明治という時代に生きた女性たちへの応援歌となっている。毎年のお盆716日だけの場面を繰り返していく構成のうまさに唸った。出演は女性ばかり6人。脇がそれぞれの持ち味を強烈に出していて、すごい。まさに競演。そこがちょっとひっかかったが。幽霊の衣装の流れる動きが美しかった。こんな幽霊なら会ってみたい。満員御礼の入り。大したものです。シアタークリエで825日まで。劇場の近くにゴジラがいたのでパチリ。向かいの工事現場もすごい。

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2016年8月 7日 (日)

新宿2016エイサーまつり

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7月30日、新宿で集まりがあった日、ちょうど新宿通りでエイサーまつりがあるというので、オオスさんの案内で覗くことになった。新宿通りのスタジオアルタから伊勢丹前あたりまでの5つのスペースで27団体が沖縄の踊りや太鼓を披露する。みな沖縄からきているのかと思ったら、ほとんどは東京周辺の大学のサークルだったり、各地区の老若男女だったり、女性だけのグループだったりといろいろ。でも全体に女性が元気。もう十数年つづいているイベントだとか。盛り上がりはイマイチの気がしたが、次第に人が集まってきて、写真はうまく撮れなかった。夜のイベントも各種あったよう。今月2728日は高円寺阿波踊りですね。

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「江戸文学の世界―江戸戯作と庶民文化」展を観る

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國學院大學博物館に初めて行った。建物も内容も立派なのに驚いた。考古、神道、校史に分けた常設があり、企画展として同大学が所蔵する江戸文学に関する展示。代表的な作品、十返舎一九の「道中膝栗毛」や関連の文芸や錦絵、そして庶民文化と密接な結びつきを見せた江戸後期の戯作類に光を当てている。今でいう大衆小説、漫画本に近いものを見ると、江戸の人たちが滑稽本や人情本を楽しんでいる姿が想像されて、タイムスリップした気分。摺り色もきれいで保存が良いのに驚く。上方の京都では江戸前期に本屋がすでに72軒、そして大坂にも次々と誕生したそうで、これは寺子屋の普及で、読み書きができる人が増えたためのよう。文字ばかりの頁を彫った板木もあって、その細かい仕事にも驚く。ケース越しに眺めるだけでなく、手に取ってみたいと心から思った次第。

同博物館は無料。受け付けもなく、自由に見ることができる。大したものだと改めて思う。渋谷から日赤医療センター行きのバスで行った。若い時に働いていた事務所が國學院大學の一つ手前のバス停、青山学院初等部で降りた近くにあったので、懐かしかった。あれからほぼ半世紀。

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「和のあかり×百段階段」展を観る

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チケットをいただいたので観た。目黒雅叙園は久しぶり。百段階段の途中に7つの座敷があり、部屋に絵を描いた日本画家の名前から、十畝や清方、草丘の間と名づけられている。座敷の天井、壁面、柱の細工にいたるまで絢爛豪華な装飾で昭和の「竜宮城」と呼ばれているが、そのそれぞれの部屋に作品が展開されていて、楽しい企画だった。浴衣や着物姿の客が多かった。エレベーター内もゆったり大きくて、四方が螺鈿細工で覆われている。百段階段は東京と指定有形文化財。

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2016年8月 5日 (金)

地蜂の100花蜜の味

地蜂の蜜は如何でしょうか? と、高知で自給自足に近いユニークな暮らしをしているミヨシさんからメールをいただいた。「過去数年、私の養蜂技術の未熟で、無理でしたが、この春から少々なら蜜の販売が可能になりました。もしどんな味か、試したいのなら、お送りできます。まあ、スーパーで販売している海外の洋蜂蜜と比べると、非常に高価ですが、日本古来の集蜜能力の少ない地蜂蜜ですし……」

土佐一人新聞を発行しているミヨシさんからは、毎年お願いしてミカンを送っていただく。何人かの知り合いにも送ってもらっているが、無農薬で安心だし、味が濃くておいしいと喜ばれている。そのミヨシさんの蜂蜜なら、とお願いすることにした。そして2キロ入りのペットボトルで蜜が送られてきた。添えられた手紙には、

「今販売されている蜜はほとんどが洋蜂の蜜で明治以後ヨーロッパから日本に入った蜂です。これは採蜜能力が地蜂の5倍ほどもあり、ドンドン蜜を集めますので世界中がこの洋蜂の蜜になっています。特に今は人件費の安い国での養蜂となっており、そこからの輸入で、日本の養蜂農家はほとんど駆逐されてしまいました。日本には古来この地蜂が生息しておりましたが、蜜を集める能力が少なく、蜜を溜めるのに一年くらいかかりますから花の特定もできず、100花蜜と言われております。この養蜂は仕事として成り立たないので趣味の世界になっております。そんな時、高知では馬路村農協がゆずジュースで成功し、顧客を30万人も抱えていますが、そのゆず農家で地蜂を飼っている人が数人いるそうで……」、と地蜂やその蜜のことを教えてもらいました。

さっそく舐めてみると、ちょっとクセがあるかなと思えるほど濃い味がします。採蜜能力は低いということは、それだけ貴重で有難く思えてきます。朝食のフルーツヨーグルトにかける必需品、当分楽しめます。

土佐一人新聞 http://plaza.rakuten.co.jp/hitorisinbun/

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是枝祐和監督の「いしぶみ」を観る

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「ピロスマニ」を観たときに予告編を観て、この映画のことを知った。1969年に広島テレビが制作したもののリメイク版だそう。194586日午前815分原爆投下。爆心地に近いところで勤労動員として作業中だった広島第二中学321人のその時。女優の綾瀬はるかが感情を抑えた、しかし強い声で一人一人の名前を挙げ、ドキュメントを朗読する。私は声にこだわる方で、声がダメな人、特に男の人の場合はそれだけでアウト。この女優さんの声がよかった。木箱を使った画面演出もよかった。池上彰のインタビューに出てきた70代半ばの女性の話は身に堪えた。もしあの時××だったらの思いをずっと背負って生きてこられたのだろう、戦後71年にしてようやく語ることができたのだろう。井上ひさしの「父と暮らせば」を想った。もうすぐその日がやってくる。8月2日ポレポレ東中野で。

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