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2016年7月18日 (月)

こまつ座「紙屋町さくらホテル」を観る

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いい芝居でした。心に残る芝居でした。何といっても井上ひさしの脚本がぴか一。難しいテーマをやさしく、面白く、笑いに包んで。ひとつひとつの台詞がうわっ、すごい、と思いつつ観た。原爆投下3か月前の広島での移動演劇隊「さくら隊」のお話。国策として組織された寄せ集め団員「さくら隊」の演技指導をするのは築地小劇場の丸山貞夫と宝塚出身の園井恵子。その舞台稽古の風景がじつにリアルで楽しい。そこに天皇の密使の経歴を持つ海軍大将や特高刑事も行きがかり上芝居をすることになり……。戦時下の厳しい言論弾圧の中、それぞれ複雑な立場で芝居とかかわっていくが、人間はみな同じという温かい思いにさせてくれる。最初と終わりが巣鴨プリズンの場面。出演している俳優さんたちのことはよく知らないが、海軍大将役の存在はわさびが利いていたし、ホテルの女主人役がいい味を出していた。拍手喝采。前の席に井上麻矢さんと高円宮久子さんが。(紀伊國屋サザンシアターで。724日まで)。

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