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2016年7月 5日 (火)

映画「放浪の画家ピロスマニ」を観る

Img006 絵をみているような美しいシーンの連続で、最後までうっとりと眺めた。この映画は19世紀後半のグルジア(現・ジョージア。トルコの北、黒海の東岸に面した国)の画家ピロスマニ(1862-1918)の半生を描いたもの。ギオルギ・シェンゲラヤ監督が1969年に制作、日本では1978年に劇場公開され(私は知らなかった)、今回はデジタルリマスター・グルジア語オリジナル版として、37年ぶりに日本再上映となったのだそう。

ストーリーはともかく、しっとりした風合いとノスタルジックな画面が強烈な印象として残ります。なかでも味のある木造りの建物や居酒屋の佇まい、伝統的な身なり、人々の暮らしぶりがなんともいい。どこの居酒屋の壁面にもピロスマニの絵が飾ってある。店の看板も描いた。

動物を好んで描き、キリンや牛の澄んだ目がじっとこちらを見据える。そして庶民の日常を様々に描いた絵はアンリ・ルソーのような素朴な味わい。ピロスマニは国民的画家として人々に愛されながらも、自身は生き方が下手だったために孤高の生涯を終えてしまう。

映画の宣伝チラシに「私の絵はグルジアには必要ない。なぜならピロスマニがいるから」というピカソの言葉が載っていた。いい映画でした。ポレポレ東中野で。

Pirosmani1

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