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2016年7月24日 (日)

パルコプロデュース公演「BENT」を観る

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半ばおつき合いの感じで観たのだけれど、そして最初は、ああ、やっぱり新劇調で好きじゃないなと思いながら観ていたのだけれど、次第にぐいぐいと芝居の中に引っ張られていった。胸にドンと響く重いすごい芝居でした。戦争という人間の残虐性がむきだしになったナチの強制収容所で知り合った同性愛者同士の究極の愛、精神愛、人間の尊厳…。休憩のあとの2幕目がよりシンプルで核心に迫る。主演の佐々木蔵之介も北村有起哉も坊主頭で囚人服。石をただ右から左へ、そしてまた左から右へと運ぶだけの意味のない作業を強いられた2人の作業現場。その石を運びながらの会話がいい。作業の休憩時は監視員のいるまっすぐ前方を見て立っていなければならない2人。並んで立つ2人は正面をみながら言葉だけのエアセックスで結ばれる。そして最後は……。

芝居のあと、楽屋で北村有起哉さんにお会いすることができたけど、役作りのために10キロ痩せたとのこと。舞台で使う石は本物なので(本物の音がした)、重いので運ぶのに腰を痛めないように膝をついてから下す工夫をしているなど、体重を減らしたり、坊主頭になったり、役者さんはホントに大変ですね。観客はこまつ座よりも若い人が断然多かったよう。7月20日、世田谷パブリックシアターで。

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