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2016年5月 5日 (木)

市川・荷風忌に行ってきた

毎年53日に市川市文学ミュージアムで開かれる。今年で8回目。私は初めて参加。講演は相模女子大学教授、南明日香氏の「荷風と明治の都市景観」と休憩を挟んで劇団俳優座女優、長浜奈津子氏のひとり語り「玉の井 大江匡とお雪」。

20世紀初め、荷風はアメリカとフランスに滞在、計画的に建設された都市に身を置いた経験から、大きく変貌する東京の姿に憤りを感じながらも、荷風流に街歩きを重層的に楽しんだ。『日和下駄』(1915年)の文章などをテキストにスライドを見ながらのお話。

長浜氏のひとり語りは着物姿に三味線。「六月末の或夕方である。梅雨はまだ明けてはいないが、……」と始まってアレッと驚いた。電車のなか、開演前にパラパラと『濹東綺譚』を読んでいたのだが、ちょうど読み終えたところから始まったのだ。長浜氏のお雪は優しく柔らかい。濹東綺譚』を繰り返し読んでいる私には、お雪のイメージが勝手に出来あがっているせいか、どうもぴたりとこない。もう少しちゃきちゃきの感じであって欲しかった。映画の山本富士子は本文には「あなた」とあるのを「あんた」と呼んで、こちらはかなり頑張っていたが、この女優も私の趣味ではない。220席ほぼ満員。私を含め白髪が目立った。

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