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2015年12月12日 (土)

バーチャル・スクリーンで システィーナ礼拝堂を観る

すごい迫力だった。座ったまま浮遊するような感覚でシスティーナ礼拝堂の天井画に近づいて行く。そこから右や左や下方へ自由自在。最初はナビゲーターの女性が解説しながらタブレットを操作していたが、「どなたかやってみませんか」と、一番前の真ん中に座っていた私に操作のお鉢が回ってきた。壁面の「最後の審判」に移動して天国と地獄の分れ道をなぞったり、地獄の門番を見せて、の声に応じて右下に降りたり、また天井に戻ったり。

システィーナ礼拝堂は何度も実際に見ているが、こんなにあからさまに絵を見たのは初めて。距離を置いて下から見上げることを計算に入れて描いたミケランジェロも、自分の作品が500年後にこんなかたちで見られていることに驚いているのでは? 科学技術の進歩は芸術の在り方をも変えていく。

 

このバーチャル・スクリーンはトッパン印刷の博物館で鑑賞できるのだが、鑑賞前に印刷博物館を見学した。はじめに博物館全体についての丁寧な説明があり、そのあと自由に展示物を見て回った。印刷物は私たちの生活に身近すぎるせいか、その歴史や技術的なこととなるとあまり関心を寄せないと言っていい。

印刷というとまずグーテンベルクの名が出るが、それより遥か遥か以前の日本に、木版による世界最古の印刷物があったという。770(奈良時代)に、百万塔陀羅尼の経文を百万部刷ったのだという。きれいな印刷にいやー驚きました。知りませんでした。勉強になりました。

 今回の見学と鑑賞は朝の勉強会の吉田さんがすでに体験され、その素晴らしさをみなさんにも味わってほしいと企画してくださり実現したもの。26人でおおいに楽しんできました。

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