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2015年9月27日 (日)

「あえかなる部屋 内藤礼と、光たち」を観る

この映画の予備知識ゼロ。ただ内藤礼さんの「母型」が舞台というので、無条件で飛びついた。私はこの空間をひたすら味わってみたかった。だが想像していたものとは違った作品だった。監督の中村佑子さんは美術家内藤礼さんの内なる世界に迫りつつも、核心に踏み込めないもどかしさを感じ、映画製作の方向転換を強いられた。そして新たに出会っていく世界に光を見いだし繋がりを見いだし、それを追ったドキュメンタリー。監督自身の生きる意味を問いかける哲学的作品と受けとめた。

タイトルの「あえか」という言葉は日本人なのでぼんやりとは分る感じがするが、未だかつて使ったことがない。広辞苑には、かよわくなよなよしたさま、たよりないさま、大辞林には美しくかよわげなさま、はかなげなさま、とある。「母型」から生まれる水滴も一滴一滴があえかなる存在か。水滴はあるところで集まり、また新しい生命体となって流れていく。渋谷のシアター・イメージフォーラムで。Img004_536x800

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