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2015年3月

2015年3月25日 (水)

俳句は引き算で作る

「俳句」という雑誌を生まれて初めて手にした。パラパラ中身をみていたら「俳句は引き算で作る」という項目があった。ふむ。 ・主語を省く ・動詞を省く ・場所を省く ・感情を省く ・時間を省く ・理屈をはぶく ひえーっ、俳句ってすごい、みんな省いちゃうんだ。

別の新書本には、「自分を表現したい人に俳句は向かない。俳句は自分の意図にではなく、言葉に従って作るものだ。だから自分の思いつかない表現が出てくる。自分の発想の外側に着陸できる。……感動したから書くんじゃなく、書いたから感動するのだ。自分なんて全員同じだが、言葉は無限だ、と思える人は俳句に向いてます」と。これもすごい。俳句って何だ。

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玉縄桜

2015323日の毎日新聞朝刊「女の気持ち」欄に、鎌倉市に住む女性の投稿で、玉縄桜の話が紹介されていた。玉縄桜は大船植物園で育成された新種の桜で、染井吉野に似ているが、開花は1ヵ月ほど早く、咲いている時期も1ヵ月と長いという。いまが満開。この女性は「玉縄桜をひろめる会」の会員で、里親として苗を育ててきたそうで、市内のあちこちできれいに花を咲かせている玉縄桜を観ると子供の成長をみるようでうれしくなるという内容だった。

 

桜にも多種あることは、桜のエキスパートが身近にいるので、少しは詳しくなったつもりだが、玉縄桜は知りませんでした。全国の染井吉野が寿命の時期に来ていると懸念されているけれど、それに代わって玉縄桜が主流の時代がやってくるのだろうか。そしてお花見期間が1ヵ月に延びれば、花に寄せる想いも微妙に変化するにちがいない。

 

写真は散歩コースにある河津桜(314日)

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風呂好きミック

猫にはそれぞれ妙な好みというかクセというか習慣があるものです。10歳になるミックはいつの頃からか風呂好きになって、お風呂だよ、というといそいそとついてきます。といっても、いまテレビCMで評判のあの堂々としたふてネコのように気持ちよく湯につかるわけではなく、人間が湯船につかっているあいだ湯船のへりに乗って、ひとしきりタイルについたお湯をなめるのが好きなのです。それで満足すれば脱衣所で人間が湯からあがるのを待つか、先に出たい時はドアを開けろとわめくのです。ふだんはエコ猫で滅多に声を出さないのに、このときはちゃんと鳴きます。

 

このミックとの椅子取りゲームはしょっちゅう。デスクワークをしている時に、ちょっと席を立った隙に椅子を取られて、わたしは仕方なく補助椅子で…のケースがほとんどです。

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むかしいたテンという猫は、何か要求するとき、都はるみのようにこぶしを効かせて鳴いたものでした。炬燵が大好きで、都はるみの鳴きが始まるとテンのために炬燵のスイッチをONにしたものです。

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2015年3月22日 (日)

加藤郁乎編『荷風俳句集』(岩波文庫)を読む

自選荷風百句(実際は118句)に718句を加え、さらに狂歌95歌も加えて通し番号で931作品、それに小唄他、漢詩、随筆、写真と俳句、を含めて全体が構成されている。編者の詩人・俳人加藤郁乎は残念ながら20125月、この本の刊行を待たずに亡くなられたが、俳人荷風をみごとに浮き彫りにしてくれた。そして私にとっては荷風の俳句がどうこうというよりも、漢詩や俳句が文章家荷風の礎となっていることがよく理解できたし、池澤一郎氏の解題がたいへん参考になった。

 

荷風は20歳の時から亡くなるまでの60年、俳句に親しんだ。「人生には三つの楽しみがある、一に読書、二に好色、三に飲酒と『日乗』かどこかに書いてあったが、みずから恃むところ高き散木荷風には文事淫事を問わず市井人事のことごとくが四季とりどりの句となり得た、それでよいではないか。」と郁乎は書く。

色町や真昼しづかに猫の恋 荷風

下駄買うて箪笥の上や年の暮れ 荷風 

同書で随筆として掲げてあるのが「雪の日」。私はこの作品の湿り感、浮世絵の江戸を観るような情趣が好き。このなかにも小唄や俳句が効果的に使われている。荷風の作品は随筆か小説か区別できないところがあり、随筆体小説などといわれるが、「雪の日」は小説のようでもある。

 

荷風撮影の写真と俳句の組み合わせもうれしい。大正から昭和初期の下町の景色、建物や看板、風俗がよく分る。

 

先にこのブログ(201310月)で加藤郁乎著『俳人荷風』を採り上げたが、荷風の俳句にそれほど注目してはいなかった。しかし最近、俳句に少しばかり興味を持ち始めたこともあって、わたしの荷風はまたまた深間に陥ってたいへんである。

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2015年3月 6日 (金)

東京駅 KITTEビル さくら染め

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4月にKITTEビルのことを書いたが、このKITTEビル6階にある屋上庭園と4階にある旧東京中央郵便局長室から写した東京駅です。丸の内口の駅前広場は只今工事中、2017年完成予定で大規模な歩行者空間が出現するとか。どこもかしこもどんどん変わります。

  

1階の東京中央郵便局の一角でさくらサポーター講師・岡村比都美さんのさくら染め作品の展示が311日~15日まで開かれます。
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2015年3月 3日 (火)

手紙の猫

古くからお付き合いいただいている方から猫の絵入りのお手紙をいただきました。文面のあいだに猫三態。なにしろ絵の専門家です、うれしくて。猫の絵の部分だけご覧に入れます。

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以前この方のところからブッチという猫が我が家にやってきました。ほかの猫とも仲良くなって、立派に大きくなったのですが、自由に外に出していたため、車にはねられて短い生涯を終えました。きょうはそのブッチのことを思いだしていました。

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五七五日記

齢のせいもあるのか、最近ちょっと俳句に興味を持ちはじめた。300万、30万、3万という数字があるという。300万は俳句人口、30万が短歌、詩が3万だという。しかし、私の印象では、新聞や週刊誌あらゆる月刊誌を注意深く見ると、俳句川柳の投稿欄が必ずあるし、300万どころの話ではないように思う。何の根拠もないのだが、2000万人はいるのではないかと思っている。

 

俳人黒田杏子の俳句入門書を読んでいたら、芭蕉の「おくのほそ道」の筆写の奨めがあった。「おくのほそ道」には俳句が50句おさめられていて、俳句を一行取りとして写経のように四百字の原稿用紙に筆写すると、全体でわずか35枚半。黒田はこれまで何十回となく筆写をしてパワーをもらったという。筆写して見えてくるものは無限だと言っている。

 

私も「おくのほそ道」の筆写を実行することにした。井上ひさしは手が記憶すると言っているが、ただ読むだけでなく、書き写すことの大切さを思う。

 

じつは今年から五七五日記をつけている。とても俳句と呼べるものではないので、五七五日記と呼んでいる。長年、大判のスケジュール帳に日記もどきの記録はとどめてきたが、それとは別の五七五日記。17音字の世界、むずかしいけど面白そう。いつまで続くか分らないけれど、自分流に楽しみたいと思っている。

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