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2014年11月

2014年11月30日 (日)

ネパール、ブータンの旅 3

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ブータンへ。カトマンズ空港での出国手続き、男女に分かれて並ぶ。長い列。荷物検査、ボディチェック結構厳しい。9:35発座席15D。機内でサンドウィッチ袋。袋にはブータン国旗の竜が描かれている。45分ほどでパロ空港着。現地時間10時20分(20分戻す)。ブータンらしい寺院のような建物の空港。カトマンズとは対照的に整然とした静けさ。空港スタッフはみな民族衣装を身につけている。男性は短い着物にハイソックス。顔はネパールの目のくりっとしたインド系とは対照的にチベットモンゴル系で日本人似。入国チェック。旅行会社のウッタンさん、ガイドの女性タッシーさん、運転手のドルジーさんの出迎え。パロは海抜2220m、ブータンの人口70万。国土面積は日本の九州くらい。チベット仏教。

ブータンは自由気ままな旅行はまだできない。国によって入念にコントロールされている。行きたい場所は事前にリクエストできるが、滞在中の交通費、ホテル代、食事代、ガイド料などが一切含まれて1日260ドル(団体。個人はもっと高い)と決められている。外国人旅行者には個人でも必ずガイドがついていた。幸福の国ブータンに住む人たちは本当に幸せなのか。たとえばホテルの女の子に聞けば、決まって幸せですという答えしか返ってこない。立派な寺院をたくさん見学したけれど、ブータン人が実際どんな生活をしているのかは見えてこなかった。一夫多妻制が現存し、労働力としての女性の地位の低さが感じられる。薄い膜がかかっているようでそこに歯がゆい思いがあった。一回だけのツアーで判るわけがない。ただ最後の秘境といわれるブータンもインターネットで世界がつながる今の時代、変化を強いられていくのは仕方のないことだろう。ブータンは今のうちに見ておいたほうがよいといわれるときに見聞できて良かったと思う。

パロからマイクロバスでブータンの首都ティンプーへ1時間弱。道路の左右ガードレールには赤黄緑白の三角旗がはためいている。赤は火、黄色は地、緑は水、白は風、青は空を意味すると言う。まもなくやってくる友好国インドの大統領歓迎の準備でもあるらしいが、こうしたタルチョと呼ばれる祈祷旗は至る所にあった。街中のレストラン「ブータンキッチン」で昼食。バイキングスタイル。野菜が多い。食後のコーヒーはネッスルのインスタント。まず過ぎ。 鉄の橋を見る。15世紀にチベットからやってきた高僧タントン・ギャルボはチベットから鉄を伝えた。女好き坊さん、と何度もガイドのタッシーさん。女好き坊さんが開山したドゥブトブ尼僧院へ。尼僧が声をそろえ祈祷していた。

次はチャンギャンカ寺院を拝観。大勢の人が本堂を時計回りに歩いている。今日が特別の日なのではなく毎日の風景とか。寺院は必ず時計回りで拝観するのだという。私たちも交じって回る。靴を脱ぎ本堂内を特別に見学。 バスに乗り、ティンプーの町が見渡せる高台まで行き、現在も制作中の高さ51mの大仏を見る。他の仏像は概して目がかっと見開いているが、この大仏はおだやかな眼差し。車からみた岩の中に置かれた三角の小さな仏塔はチャッザという。近くの動物園でタッキンを見る。鹿と牛の合いの子。国の記念動物。動物園と言っても、タッキンと鹿くらいしかいない。バスでティンプーの中心部に戻り、クラフト通りの工芸品バザーを見て歩く。どうしても欲しいものはない。

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バスで45分ほど、海抜3080mのドチュラ峠のホテルドチュラリゾートへ。ここが今回の旅行で一番標高の高いところだった。入るとホテル全体が臭い。聞くと干し肉のにおいとか。夕食はまずかった。部屋は大きく、真ん中にダルマストーブ。ヒーターではとても温まらないので、ストーブに薪を焚いて貰う。ホテルの従業員はみな若く、高校生くらいの感じ。純朴で感じがよい。ホントかウソかブータンの女性は顔を洗わず化粧もしないとか。

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ネパール、ブータンの旅 2

マイクロバスでカトマンズの市街観光へ。まずヒンズー教の寺院チャングーナラヤ。信仰篤い人たちがお参りをしている。拝観100ルピー。門前に土産物屋が並ぶ。ヤクの毛で織ったマフラー、曼荼羅絵、鋳物の仏具など。ヤギやアヒル、牛が自由散歩をしている。

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バスに戻り、次は古代都市バクタプル(世界遺産)へ。8世紀にさかのぼり15世紀から18世紀前半までの首都。駐車場近くの建物でまずトイレを借用。トイレの紙は流さずに備え付けのバケツに捨てる。入場前、なだらかな坂を登る途中、手作り品を売りつける人たちがしつこくついてくる。日本人と見て、センエン、センエンと。ポシェット10個千円。無視してると15個になり、終いには20個千円にまでダンピングしていく。いくら安くても必要ないものは買えない。

 

入場料1500ルピー。ダルバール広場を抜け、ダタタラヤ広場へ。細い路地に入り、最高傑作といわれる木彫のクジャクの窓を眺める。木とは思えない精巧な細工。寺院の柱や窓枠に見られる複雑なカービングの技術はすごい。

ここで仲間たちと逸れてしまうハプニング。町にはいくつかの広場があり、そこへ細い道がいくつも通じている。イタリアの広場つくりと似ている。さて、どの道を行くか。何人もの人に道を聞き、何とか無事に出発点に戻れて事なきを得たけれど、慌てましたネ。おかげでタウマディ広場のニャタボラの五重塔を見損なってしまった。残念。でもまた行く目的ができました!Cimg1555_800x597


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2014年11月29日 (土)

元禄逍遥 柴田長俊コラージュの世界

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軽井沢に住むかつての仕事仲間である後輩女性から展覧会の案内状が届いた。日本画家で創画会会員の夫君の個展である。展覧会場で久しぶりに会うことになった。音信はつづいていたが、会うのはじつに20数年ぶり。あらっ、お互い年は重ねているが、同級会ですぐ昔に戻れるのと同じ感覚、昨日のつづきのように話が弾んだ。とてもいい時間。こういうつきあいもいいものです。

ところで肝心の柴田長俊氏の作品だが、案内状に印刷された作品を見たときは、正直いって日本画の大作に比べてそれほど感心したわけではない。ところが実際の作品を前にして驚きましたね。半世紀前の楮紙(こうぞし)に描かれた世界は、和紙の重なりと岩絵の具との質感が共振し、そこにコラージュされた浮世絵や文字によって物語が膨らみ、深まって、まさに元禄逍遥への楽しい誘いでした。いいなぁ。伊勢丹本店5階のアートギャラリーのウインドウコーナーはとても狭くて、ここでの展示は絵がもったいない感じもしましたが、ひさしぶりにいい絵を拝見できました。12月2日まで。

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2014年11月25日 (火)

ネパール、ブータンへの旅 1

ほぼひと月ぶりのブログ更新です。113日~13日までネパール、ブータンの旅に行ってきました。旅から戻ってもしばらくボーッとしていて、ようやく旅日記もざっくりとまとめたところ。これから旅のあとの旅を楽しみながら、少しずつ旅の写真などをアップしていきたいと思います

 

ブータンに関する本を読んで、漠然と行ってみたいとは思っていたが、ひょんなことから具体化した。参加している朝の会の市原さんが企画を立ててくださり、ネパールに詳しい建築家の楜沢さんのご案内でネパールとブータンを旅することになった。参加者11名。ネパールに関しての知識一切なし。ヒマラヤなのだから寒いのだろうと思っていたら、11月初旬のカトマンズもポカラも平地はTシャツで過ごせる陽気だった。ただ標高2000メートル以上になると、朝晩の冷え込みが強いので、着る物の調整が大変だった。

 

ネパールの首都カトマンズはひと言でいえば「カオス」。道路には粉塵が舞い、おびただしい数の車、バイク(ほとんど2人乗り)の無秩序と思える混雑は殺人的。無秩序の中の秩序とでもいうのか、そのなかを何とか前に進む感じ。タメル地区というカトマンズの中心街は上野のアメ横のような混沌とした感じ。さすがにヒマラヤのお膝元、トレッキング用品などの店が立ち並ぶ。見上げるとおびただしい電線があちこちで無造作に束ねられてある。これはアートだ、と思わずカメラを向ける。都会的に洗練されてしまった東京に比べて、何と無秩序でエネルギッシュな町だろう。

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まずネパールに2泊したあと幸福の国ブータンへと飛び3泊。舞い戻ってネパール第2の都市ポカラに国内線で移動し1泊。さらにポカラから小型機でジョムソンまで。そこからジープでタサン・ヴィレッジ標高2650mまで行く旅だった。タサン・ヴィレッジ2泊目はいよいよトレッキング。ショコン湖までの往復4時間は高低もかなりあって、初心者コースにしてはきつかった。心臓がパクパクした。でも歩いたあとの気持ちよさは至福。タサン・ヴィレッジからのヒマラヤの眺望は圧巻。そして最高の空と雲を脳裏におさめることができて大満足の旅だった。

 

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