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2013年11月29日 (金)

「モローとルオー」展を観る

Img005_568x800 モローの作品もルオーの作品もそれぞれかなり見ているはずだけれど、この二人の作品を「師弟を越えた、魂の絆」として重ねて見せてもらうとその面白さ、奥深さが何倍にも味わえました。好企画です。とはいっても、宗教画は内容を理解していないとどうにもなりません。いちいち解説を読むことになり、これがちょっと面倒でした。それでも中野京子氏の本『名画の謎 旧約・新約聖書篇』で必要最小限のところをうまく教えてもらいましたので、ずいぶん宗教画を観る目も違ってきたように思います。この本はほんと目からうろこでした。

モローというと象徴主義。気難しい孤高の人をイメージしがちですが、美術学校では名教授として多くの画家を育て、最も愛した生徒がルオーだったそうです。教え、ときに教えられ、自分の精神をルオーに託したのですね。ふたりがこんな深い関係とは知りませんでした。モローの「パルクと死の天使」「ピエタ」。ルオーの「人物のいる風景」「三本の十字架」「聖顔」が印象に残りました。パリのモロー美術館(モローの邸宅)を訪ねたとき、壁が見えないほど所狭しと絵が飾ってあって驚いたことを思いだしました。パナソニック汐留ミュージアムで。1210日まで。

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