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2013年10月30日 (水)

染めの里を歩く

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友に誘われ、西武新宿線の中井駅から落合周辺にある着物の染色工房を4ヵ所ほど見学した。この辺りは明治大正の頃は染物職人の工房が300軒ほどあったとか。江戸時代は広重の江戸百景にあるように神田紺屋町だったけど、明治に入ってきれいな水の流れを求めて落合にやってきたという。新宿にしばらく住んでいたことがあるけれど、まったく知りませんでした。落合という地名は神田川と妙正寺川の落ち合う場所であることから付いた名前。現在は染め工房がわずか10軒になってしまったというが、その地場産業の伝統技術を後世に伝え、町自体を染めの里として再認識させようと、地域の活性化を熱心に進めている。そのひとつが今回のスタンプラリーイベント。各工房を自由に見学できて、江戸小紋や江戸更紗、手描き友禅の制作過程をつぶさに見ることができた。「湯のし」といって、布地のしわをきれいに伸ばして最後の仕上げを専門とする工房もあった。全行程、手間のかかる仕事で、3Dプリンターのような時代に、生き残るのは大変だなと思うが、4代目、5代目ががんばって案内役を買ってでていた。この催しはもう10年続けているという。「着て来て落合」と銘打ったイベントだけに、見学者の90パーセントは着物姿の女性。川沿いの道も風情があって、楽しい町歩きでした。

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