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2013年7月20日 (土)

映画「吾輩は猫である」を観る

Cimg1153_800x600「夏目漱石の美術世界」展に刺激を受けて漱石の作品をいくつか読み返している。面白い。文章と読む呼吸がピタリと合って、その名調子を声を出して読みたくなる。出さなくても、声が聞こえてくる気がする。漱石世界に浸っているところへ映画「吾輩は猫である」の上映をキャッチした。これは見逃してはなるまじ、と新文芸坐に。エレベーターに乗ったら帽子を目深にかぶった男性が連れの人と同乗してきた。もしや仲代達矢さんでは、と思ったら、やはり。何も知らずに行ったのだが、ちょうど仲代達矢映画祭だったのだ。当日は「鬼龍院花子の生涯」と「…猫」の2本立てで両作品の主演が仲代さん。そして上映後に仲代さんと黒澤組の野上照代さんのトークショーがあるとの館内アナウンスがあった。道理で今日は混んでいるはず。「…猫」しか頭になかったが、思わぬオマケ付きとなった。

ところで肝心の「…猫」だが、1975年、市川崑監督作品。軽妙さは出ていたが、如何せん猫は演技をしないから、猫専門家? の目で見ると、猫のしぐさと状況の不一致が大いに気になった。マタタビを使ったな、なんて判ったし。仕方がないか。人間は名優ぞろいだったが、細君役の波野久里子が気に入った。それにしてもヘビースモーカーの市川崑だからではないだろうが、とにかく煙草を吸う画面の多いのには参った。昔の映画はほんとに煙草を吸う場面が多いですね。

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コメント

お世話になります。とても良い記事ですね。

投稿: フェラガモ 財布 | 2013年7月26日 (金) 22時43分

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