« アオダモの実 | トップページ | 消えたコトン母さん »

2013年7月24日 (水)

谷文晁展を観る

Img001_569x800江戸後期の絵師。今年が生誕250周年という。山水、花鳥、人物、仏画と何でもこなす技量のひとだけに、どの絵をみてもさすがに上手いと感心するのだが、個性が希薄というか絵としての魅力はイマイチの印象を受ける。松平定信、木村兼葭堂、大田南畝、酒井抱一など当時の一流人と交流があり、単に絵描きというよりも教養人であり懐の大きな人だったよう。渡辺崋山、田能村竹田などの弟子も育てた。文晁は旅が好きで、日本各地をくまなく歩いて、景色を描いている。富士山や松島、東京なら隅田川や戸山山荘などを眺めていると、しばし江戸に遊んだ気分になる。私は古今東西を問わず肖像画というものにいささか関心があるのだが、文晁は「肖像画はことごとく似せてはいけない。似せると命を損なうおそれがある」と語ったという話が添えてあって、面白かった。展示は前期と後期で作品の入れ替えがかなりあるらしい。

|

« アオダモの実 | トップページ | 消えたコトン母さん »

展覧会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1402746/52588437

この記事へのトラックバック一覧です: 谷文晁展を観る:

« アオダモの実 | トップページ | 消えたコトン母さん »