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2013年6月26日 (水)

夏目漱石の美術世界展

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年ほど前に「ドビュッシー 音楽と美術」という展覧会があった。19世紀末フランスの音楽・美術・文学が影響し合った時代を浮き彫りにしたもので、ドビュッシーの曲、月の光が会場に流れるなど工夫を凝らしていた。この漱石展もそうした試み。漱石の作品や美術批評に登場する画家や作品が集められ、その美術作品の脇に漱石の文章が添えてあって、文学世界と美術世界を行ったり来たり、交互に楽しめる具合になっている。

まず岡本一平の「漱石先生」、朝倉文夫の「つるされた猫」に迎えられ、橋口五葉の『吾輩ハ猫デアル』の装丁をじっくり楽しんだ。「三四郎」に登場する原口画伯は黒田清輝がモデルといわれるが、黒田清輝の「婦人図」がよかった。漱石自身が描いた絵もたくさんあった。それにしても昔の人はなぜこうも大人だったのでしょう。文豪漱石は49歳で死んでいる。ちなみに樋口一葉は24歳。漱石世界に刺激を受けて、いま「それから」を読みはじめたところです。

ここでちょっと私の自慢をさせていただくと、展示されていた『吾輩ハ猫デアル』と同じ本をもっていること。上編の1冊だけで、傷んではいますが。Cimg1330


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