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2013年3月24日 (日)

内田洋子著『ジーノの家―イタリア10景』を読む

この人の新作『ミラノの太陽、シチリアの月』を先に読んで、この本にたどりついた。ミラノに住み始めた著者が地元の人たちとどうかかわっていったか。思わぬトラブルに巻き込まれても、旅先で予想外の展開になっても果敢に、飄々と、むしろそれを楽しんで生きている姿が描かれています。猫についてはこんなエピソードが。アパートの火事騒ぎで結束を固めたアパート住民たち。階下に住む哲学教授は黒猫を飼っていて、東洋では「黒猫は厄除けに効く」と宣い、時々寄りあうことにした仲間を黒猫クラブと命名したとか。この本で内田さんという女性の輪郭が少し読めました。『ジーノの家』は日本エッセイストクラブ賞と講談社エッセイ賞をダブル受賞しているそうです。面白かった。

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