映画「あしたのパスタはアルデンテ」とレッチェ
久しぶりにイタリア映画らしい映画を観た。けっこう重いテーマをコメディタッチでおしゃれに纏めてあって、大いに笑った。舞台はイタリア半島のかかとの部分に位置するレッチェ。パスタ会社を経営する一家の後継問題から家族の秘密が明るみに…。家族とは? Nonna(おばあちゃん)が圧倒的な存在感として描かれた。素敵なおばあちゃん。家具調度品や食卓に並ぶ料理も目を楽しませてくれた。レッチェにはちょっとばかり思い入れがある。ローマに住みはじめて初めての冬に、このかかとの部分とシチリア半島を旅した。南イタリアのフィレンツェと呼ばれ、街はバロック様式の建物で溢れていた。道は迷路のように入り組んでいた。寒いというのに、中心街は夕方になるとあちらからもこちらからも人が湧いたように出てきて、ウインドーショッピングを楽しみながらただただ歩いているのが印象に残った。後々分ったことだけど、この習慣はイタリア中どこでもそうで、夕方になると家族連れやカップルがぞろぞろ散歩に出てくるのでした。もう一度レッチェの街をのんびり歩いてみたい。
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