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2011年8月23日 (火)

「おとったん、ありがとありました」

Img001_454x640 こまつ座第94回公演「父と暮せば」を観た。井上ひさし・作、鵜山仁・演出の二人芝居。辻萬長×栗田桃子。舞台は原爆投下から3年後の広島。広島弁がやさしく耳に心地よい。芝居最後の娘のセリフ「おとったん、ありがとありました」で今まで目に溜まっていた涙が一気にあふれ出てしまいました。気持ちよい涙。拍手をするのがもったいないほどの余韻。あの「間」は舞台と観客がひとつになった瞬間でした。そのあとの嵐のような拍手。まさに芝居の醍醐味。「井上ひさしの最高傑作にしてこまつ座のライフワーク」とチラシは謳うが、芝居に込められたメッセージに普遍の力を感じました。そして井上ひさしという人はなんと温かい人なのでしょう。たまたま先日NHKBSプレミアムで映画の「父と暮せば」を観たけれど、父親役の原田芳雄に井上ひさしがいて、先日無念の死を遂げた原田芳雄という役者はやっぱりすごかったと思う。雑誌「新潮」199410月号に初掲の戯曲「父と暮せば」を読み返しました。

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