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2010年12月29日 (水)

映画のはしご「武士の家計簿」と「レオニー」

同じ映画館で午前と午後、友人と。昼食は同ビル内のレストランできちんと食べて。「武士の家計簿」は時代劇なのにめずらしく刀を抜く場面がない幕末のサラリーマンもの。森田芳光監督。代々加賀藩の経理担当をしてきた家の家計簿から当時の生活情景があぶりだされる。生活費のやりくりや借金の返済法など、現代に通じることが多く、おもわず頷いたり。狙いが新鮮でユーモアとペーソスの佳品。

「レオニー」は日本人との間にできた息子イサム・ノグチの母レオニーの物語。男と別れた主人公は異国日本で毅然として生き、息子を育てる。なんと10歳の息子に自分の家の設計を任せる。そして家が完成すると息子は母を2階に導き、丸窓を開けると額縁のなかの絵のように富士山が浮かび上がる。これが母へのプレゼントだと。私はここで熱い涙が流れましたね。母と息子の尊重しあう信頼関係。アメリカでは日系人として差別され、日本ではハーフとして苛まれたいわばデラシネのイサム・ノグチが世界的な芸術家として大成したのは、この母あってのことなのですね。松井久子監督の丁寧な作品。松井の第3作だそう。

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