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2010年11月

2010年11月28日 (日)

伊藤進 作品集+自叙伝 『今がすべて』 を見る、読む

Cimg0142_800x681 友人からいただいた本。著者紹介に「19651123日、大阪府生まれ。体育専門学校に在学していた20歳のとき、体操の授業中に首の骨を折り、車椅子生活に。約10年間の『引きこもり』生活を経て、29歳の冬、ふとしたきっかけで書と出会う。不断の努力と、数々の不思議な出会いの末、199911月に初の個展を開催。以後、書家として、作品の発表はもちろん、講演活動、テレビ出演など、多岐にわたって活動。本書が初の作品集となる。」とある。正直言って、書は上手い、下手でいえば、決して上手いとは言えないけれど、魂が宿っているというのだろうか、必然的に生まれた言葉であり、書の形である。その力に引っ張られる。10年の引きこもりがいかほどのものであったか、書かれていないが、よくぞいまがあると思う。自分を凝視できる力があるから、いい出会いが重なり、創作へとみごとに開花したのだろう。20年も先に生まれている私が、彼の「書」と「言葉」からたくさんのことを気づかせてもらいました。

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手前味噌開き

1年前に仕込んだ味噌を開けた。去年の3月、ハルさんのところで味噌づくりを初めて体験して、6カ月後にその手前味噌を初めて味わった。それまでは毎年H姉の友人Sさんが暮れになると仕込んだ味噌を届けてくださり、すると前年に届いている味噌を開けて、Sさんのお味噌はやっぱりおいしいわね、と当然のようにいただいていたのだ。でもSさんも高齢になるし、いつまでも好意に甘んじているわけにはいかない。ハルさんに教わったのを機会に、材料の手配だけSさんにお願いして我が家でつくることにしたのだ。

さて、蓋を開けてみると、実にいい色に仕上がっている。やるじゃない!と自画自賛。さっそく晩御飯は豆腐の味噌汁に。自然な甘みがおいしい。手前味噌とはよく言ったものです。今年もつくります。12月の行事になりそう。

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2010年11月22日 (月)

わたしは猫オバサン

ローマに住んでいたころ、わたしは猫オバサンをしていた。街のあちこちに猫のコロニーがあって、遺跡の一角などが最も多く利用されているのだが、コロニーはボランティアによってきちんと維持されていた。私もボランティアの一員として何百匹もの猫の世話をしていたのだけれど、そうした組織に加わらず、単独で路上の猫たちに餌をやるオバサンたちも結構多い。このオバサンたちはガッターラと呼ばれている。だから猫オバサンの私としては、とうぜん自らをガッターラ(gattara)と称しているわけ。

ころで、テンの古い写真を探していたら面白い写真がでてきた。猫シッターとして友人の留守宅に行ったところ、飼い猫のモルガーノが外に出たくてミャオミャオうるさい。知らん顔をしていたら、じゃあ、自分でドアを開けます、とドアのカギのところ目掛けてジャンプしはじめたのです。すごいでしょ。

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猫の出産 母は強し

Roma_nekoローマの友から写真が届いた。生まれてまもない5匹の猫。週末に過ごすオルヴィエートの別荘で野良猫が出産したらしい。彼女も私と同じ猫好き族で、メールも猫の話題が多い。ローマの家でも2匹飼っている。

その写真を見て私も猫の出産に何度か立ち会ったときのことを思いだした。もう20年ほど前のことになるが、テンの出産のときは、陣痛が始まるとテンは不安気に私のベッドにもぐりこんできた。周期的にからだをふるわせうめき声をだした。ついに羊水が流れでてきたので、用意してあった出産箱に運んで見守っていると、30分くらいして第1子が生まれた。ちょうど手の親指程度の大きさ。とつぜん母親になったテンはわが子を丁寧に舐めはじめた。20分後くらいに第2子、そのあともほぼ20分間隔で第5子まで産んだ。いくらDNAが刷り込まれているとはいえ、母の役割を当然のようにこなす姿はすごいですね。母は強し。脱帽でした。写真は新着のイタリアの仔猫たちとごそごそ探していたら出てきたテンの古い写真、おっぱいを飲む5匹の仔猫たち。

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2010年11月19日 (金)

北村有起哉さんの芝居を観る

オペラシティの新国立劇場・小劇場でテネシー・ウィリアムズの作品「やけたトタン屋根の上の猫」を観た。北村有起哉さんの芝居を観るのは、こまつ座の井上ひさし追悼公演「黙阿弥オペラ」についで2本目。相方は寺島しのぶさん。1幕目は寺島さんのセリフが怒涛のように重ねられていく。これだけのセリフをよく覚えられるものだとひたすら感心。2幕目は家族それぞれの立場や人間性が見え隠れするやはり言葉の応酬。赤毛モノはじつにひさしぶり。新たな翻訳らしいが、こちらの年齢のせいもあってか、しっくり入ってこない。ちょっと疲れました。そういえば、かつてのタイトルは「熱いトタン屋根の猫」でしたっけ。でも北村有起哉さんの演技は抑制が利いていて、役に馴染んでいました。幕が上がるとすぐ、バスタブにつかっている裸の彼がいてビックリ。H姉の友人が北村有起哉さんの従姉弟にあたるため、芝居が跳ねたあと、楽屋に案内していただいた。その時の話によると、終始片脚にギプスをはめている役の演技だけど、毎日右脚と左脚交代にギプスをするようにして体のバランスを保っているとのこと。役者は裸になったり、足が不自由な役だったりでたいへんですね。声は父親の北村和夫に似て、低音のよく通る声。ナレーションの仕事も多いらしい。

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2010年11月13日 (土)

ウフィツィ美術館 自画像コレクション展

むかし肖像画を研究したいと思った時期がある。肖像写真を撮りたいと思ったこともある。いまでも「肖像」は気になるテーマだ。友に誘われて、損保ジャパン東郷青児美術館で「ウフィツィ美術館 自画像コレクション展」を観た。画家はなぜ自画像を描くのか。画家たちの自画像は重い。対峙していると、これでもかこれでもかと自己顕示で迫ってくる絵がある。疲れる。でもサッと通り過ぎることができない。ひとりひとりのバックグラウンドに想いを馳せる。ウフィツィのコレクションの中から画家の自画像だけ60点を選んだ展覧会。1600年代から現代までの作家の素顔?を時代の流れとともに眺めていくと、時代も見えてくる。現代作家のなかに日本人が3人。草間彌生、横尾忠則、杉本博司が入っていた。女性画家も結構いて、ティントレットの娘のティントレッタ。マリ―・アントワネットの肖像を描いたヴィジュル=ル・プランなど知らなかった女性画家の素顔にも近づけて、収穫があった。ひさしぶりに絵との対決を楽しんだ感じ。近くの都庁45階展望台のレストランでランチ。遥か彼方に建設中のスカイツリーが望めた。Cimg0138_800x600_2

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2010年11月 9日 (火)

南陽の菊まつり  双松公園

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今年もお誘いをうけて南陽の菊まつりを観た。紅葉もすばらしかった。去年は山形県の米沢・赤湯がNHK大河ドラマ「天地人」の直江兼続ゆかりの地として観光も賑わいをみせ、菊人形も「義と愛の将 上杉謙信と直江兼続」をテーマに大掛かりな印象だったが、今年の「戦国武将」は、去年と比べると規模も小さく地味だった。こうしたお祭りの運営もこのご時世ではなかなか厳しいのだろう。でも100年近い歴史があるのだから、伝統技芸を存続してほしいものだ。立ち並ぶ菊花もたしかに見事でうつくしいが、残念ながらそれだけの感想しか持ち合わせない。やはり慈しみながら育ててみないとわからないものなのだろう。赤湯温泉に泊まった。

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食虫植物のウツボカズラをみた

小石川植物園ツアー。この植物園は初めて。一度行きたいと思っていたところ。10月の新宿御苑植物観察会でお世話になった自然観察指導員のO氏にまたもご案内いただく機会に恵まれた。 参加者は朝飯会のメンバー12名。イロハカエデの種がプロペラで落下するさま。クスノキの葉は手で揉むと、とたんにショウノウのにおいがした。なるほど樟脳、樟脳油をつくる原料か。温室では食虫植物のウツボカズラをみた。水のない砂地で生き抜くために、虫からリンやミネラルを摂るようになったという。甘い香りに誘われて補虫袋に入ってしまった虫の運命は…。梅の木は近親結婚を避けるために、それぞれ熟す時期をずらして受粉しない仕組みになっているらしい。O氏の解説を聞くと、植物が生存競争を生き抜いて子孫を残すための工夫に、ひたすら驚嘆するばかり。生命の神秘、不思議を思わずにいられない。少しずつでも植物と会話できるようになれたらうれしい。木の「気」をもらってきました。

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2010年11月 5日 (金)

トゥロイ・ペーター展

ギャラリー・バーKajimaは銀座のコリドー街からちょっと路地を入ったビルの2階にある。数年前、知り合いの絵描きさんがここで個展をしたので一度だけ行った。ちょっと飲むのにいい処。カウンター席の左奥に絵を観ながらソファーでくつろげる空間がある。トゥロイ・ペーターさんというドイツ人の作品を初めてみた。パステルの鮮やかな色調が白壁に映えて心地よい。何を描いたのだろうなんて一切考えなかった。とにかく気持ちいいなと眺めていた。お酒好きの友と一緒だったので、思い出して寄ってみたのだが、絵もお店も気に入ってもらえてよかった。やっぱり銀座はいいなぁ。

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映画「冬の小鳥」 岩波ホール

瀕死の小鳥は冷たくなってしまうが、少女は生きる。突然投げ込まれた運命に戸惑い、怒り、苦しみ、それでも一縷の望みを捨て切れずにいる少女。しかし時の流れとともに諦め、現実を受け入れ、新しい世界に入っていく少女。父に棄てられ、ソウル郊外の児童養護施設で暮らすその少女の心の綾をウニ―・ルコントという女性監督が丁寧に丁寧に追っていく。少女役の目がいい。監督自身、韓国から養子としてフランスに渡った体験をもつという。韓国・フランス共同制作。

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ホースケご自慢のしっぽ

顔が見えないところがいい。コトンのこどもたちはみな尻尾が長くて立派。パパちゃんのチャは大柄で尻尾が立派だったから、みんなパパちゃんに似たようだ。チャは男親なのに子育てに熱心で、それが一段落するとどこかへ消えてしまった。息子のホースケは脚も長い。去勢手術でオカマになってしまったけど、狩りの名人。

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オカマ同士

家のなかで所在ない様子なのは、人間のオトコ同様ネコもおなじか。ホースケとクロ。オカマ同士慰めあっているよう。

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オンナの闘い

ふだんは先輩のトントさんに遠慮しているミックだが、時々ナンバーワンの座を射止めようとしてケンカを売る。2匹とも立ち上がってパンチの応酬となる。家のなかでの女同士の争いは熾烈だ。

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