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2010年9月22日 (水)

造形作家、清水慰さん逝く

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造形作家の清水慰(やすえ)さんが8月1日に亡くなられました。慰さんの創る立体人形や仮面には独特の魅力がありました。それに加えて近年は水墨画という新しい世界にチャレンジされたのは、持ち前の探究心があってのことでしょう。水墨は慰さんにとってまだ試みの段階にあって、これからが本番、面白くなるところでした。クロッキーで鍛えた躍動する線がみごとでした。私はミケランジェロの「最後の審判」のような群像の大作をぜひ描いてほしいと注文していました。創作意欲は溢れるほどなのに、体の不調のために体力がつづかない、集中できないもどかしさをいちばんご存じだったのがご本人だったかもしれません。無念だったと思います。でもあちらの世界に移られたいま、病苦からも解き放たれて、思い存分アート生活を楽しんでいられるのではないでしょうか。やっとできたわよ、と、いつもの艶やかな声が聞こえてきそうです。

夫君の清水保さんとご夫妻で絵画指導をされている絵香会の第26回展が9月17日から本日22日まで鎌倉芸術館ギャラリーで開催されています。慰さんの作品も旧作から新作まで何点か展示されていますが、写真の立体「友だち」は慰さんの持ち味が遺憾なく発揮された傑作だと思います。こころからご冥福をお祈りします。

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