2017年5月23日 (火)

自作猫句15

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読んでいる新聞記事に坐る猫

 

沈黙が猫の欠伸で救われる

 

猫集会月がでたでた輪ができた

 

猫がいて会話成り立つ老夫婦

 

猫ブーム漱石さんも苦笑い

 

耳を立て尻尾を巻いて聴くバッハ

 

内と外どちらを選ぶ猫暮らし

 

黒枠に収めたあとに猫帰る

 

気がつけばわが身と同じ猫の老い

 

猫さまは高額医療われもやし

 

白猫が黒板塀を越えてくる

 

老猫も誘いに負けて紐遊び

 

膝の猫いのち預けて夢のなか

 

猫語なら同時通訳任せてね

 

名を呼べは耳で答える塀の猫

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2017年5月15日 (月)

「茶の湯のうつわ 和漢の世界」展を観る

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いま東京国立博物館では「茶の湯」展、東京国立近代美術館では「茶碗の中の宇宙」展が開催されている。どこも結構な人出のよう。東博は5月初めに入場者10万人になったとか。出光美術館の「茶の湯のうつわ」展には、江戸時代に武家だけでなく、町衆にまで広がった茶の湯の風習のなかで、人気を得た和漢の茶碗などが並んだ。京焼の野々村仁清の華麗な色絵、尾形乾山の現代的な図柄などが町人文化の花開いた江戸を彷彿とさせる。展覧後はロビーでひと休み。ここからの皇居お堀の眺めが美しい。
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2017年5月14日 (日)

倉賀野宿と上野三碑(こうずけさんぴ)を訪ねて

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高崎を歩くのは初めて。江戸楽会のツキジさんが高崎在住の方なので、プランニングしてくださり、ジャンボタクシーで6人参加。午前と午後とそれぞれ地元の歴史に詳しい専門家がガイドしてくださる贅沢。まず倉賀野神社で宮司さんから飯玉縁起のお話を聞き、そのあと倉賀野河岸へ。ここは江戸時代、利根川水系最北の河岸として栄え、上州、信州、越後の米、煙草、麻、大豆などが江戸に運ばれ、江戸からは塩、呉服、茶、小間物などが倉賀野に運ばれたという。文化元年(1804)には戸数453軒、旅籠71軒、茶屋9軒、飯盛り女200人と繁盛。ただし明治17年に鉄道が開通したことで、急速に衰退したらしい。烏川の倉賀野河岸跡は、説明板が立っているだけで面影まるでなし。想像するしかない。

中山道と日光例幣使道の分岐点に立ってみた。道に迷わないように灯されたという常夜灯などを見学。

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午後は多胡碑記念館で飛鳥・奈良時代に建てられた3つの石碑(山上碑・多胡碑・金井沢碑)について古代史を研究されているクマクラ教授から詳しく解説していただいた。碑に刻まれた字の資料をいただいた。多胡碑は711年、古代上野国(群馬県)に新たに多胡郡という郡を作ったことを記念して建てられた石碑で、日本三古碑のひとつに数えられているという。こんな古いものが高崎にあったとは知りませんでした。現在、ユネスコの「世界の記憶」の候補になっているとのこと。

江戸から古代までタイムスリップした歴史散策。歴史は面白い。小説はほとんど読まない、読むのはペーパーバックと歴史ものだけという男性がいたが、この歳になると、わかる気がする。

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2017年5月 4日 (木)

2017市川・荷風忌

53日、持田叙子さんの講演があるというので、これは是が非でも行かねば、と市川の市川市文学ミュージアムまで行ってきた。市川・荷風忌は去年に続き2回目。持田さんは「荷風の見つめた女性たち」のテーマで荷風文学に登場する女性たちを三本の系譜に分けてお話しくださった。①清らかな少女 ②自立心をもつ知的女性 ③都会で働くアソビの世界の女性。私は実在の人物についてを期待していたのだが、でも持田さんのお話はその女性像を独特の視点から分析してくださって、面白く拝聴した。とくに森鴎外に褒められたという文壇デビュー作の『地獄の花』、それ以前の「いちごの実」「夕せみ」「四畳半」など、純白のユリに象徴される少女への憧れを表現したという作品解説は持田さんらしい見方だし、うなずける話だった。

今年は荷風が断腸亭日乗を書き始めて100年目にあたるのを記念して、11月にこのミュージアムで「荷風の見つめた女性たち」という企画展が催されるという。なんでもこじつけますね。今回はそれに先駆けた講演会だったよう。

講演のあとは、昨年に引き続き、俳優座女優の長浜奈津子さんが、ひとり語り「ひかげの花」を演じた。語りはすばらしかったが、去年の三味線からアコーデオンに替えての演奏は、これはない方がよかった。それにしても朗読が流行ってますね。

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去年、ミュージアムで求めたカタログ

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真紅の薔薇の花束が届いた

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女性にとって、花を贈っていただくのは最高にうれしいものですね。それも真紅の薔薇。5月2日はお誕生日でした。

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2017年5月 3日 (水)

2017荷風忌

今年も浄閑寺に行ってきました。13時の受付に、12時半にはすでに列ができていました。やはり私を含め年配者が目立ちます。法要のあと、朗読家・内木明子さんの耳で読む永井荷風――朗読「すみだ川」。休憩10分を挟んで80分の長丁場。内木さんのプロフィールによると、内木さんは学生時代から幸田幸子氏に師事、舞台をはじめ、大学や社会人向けの朗読講座でも広く活動されているそう。口をはっきり動かした明瞭な話し方で、それぞれの登場人物がいきいきと描きだされました。

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六義園、染井霊園、とげ抜き地蔵

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小さい頃からこの周辺が縄張りだったというビヤジさんにご案内いただき、ヒメと3人で散策。桜の時はすごい人出だったという六義園も拍子抜けするほどの静けさ。あの枝垂れ桜もすっかり若葉となって、つつじの鮮やかな彩りとともに初夏の到来を感じさせます。染井霊園は初めて。ビヤジさんのお散歩コースのよう。岡倉天心、高村光太郎・智恵子、二葉亭四迷など著名人のお墓が並び、隣接の慈眼寺には芥川龍之介や谷崎潤一郎(分骨)、司馬江漢などのお墓もあって、墓マイラーをしてきました。それほど知られていないので、ことに桜の時期は穴場のようです。とげ抜き地蔵の高岩寺では洗い観音さまの頭に水をかけて、頭が少しはましになるよう願をかけ、おばあちゃんの原宿、巣鴨地蔵商店街では近江館で思わず乾物類などの買い物をしてしまいました。食事処も貸し切り状態でラッキーな一日でした。

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2017年4月22日 (土)

びわ湖長浜の観音様

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美術館の帰り、去年3月に上野にオープンした「びわ湖長浜KANNON HOUSE」に久しぶりに寄りました。今回お出ましの観音様は長浜城歴史博物館蔵の「聖観音菩薩像」(像高97.8cm)。凛々しい感じの観音様でした。来月半ばにまた別の観音様と交代されるそう。

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スケ―エン デンマークの芸術家村展

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国立西洋美術館の新館展示室で観ました。スケ―エンとはデンマークのユトランド半島の北端にある街の名前なのですね。19世紀、20世紀初頭に描かれた、そこに住む人たちの暮らしぶり。漁師の仕事や海辺の散歩、縫物をする女性たちなどがいきいきと描かれていて、土地の匂いや人々の声が聞こえてくるような魅力がありました。スケ―エンに行ってみたくなりました。砂浜を歩いてみたくなりました。砂浜の写真はウェブ上から。もう1点は西洋美術館新館から中庭をのぞいたもの。

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第47回日彫展 寒河江淳二さんの作品

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寒河江さんの作品は、いつもと同じモデルさんの裸体像。タイトルが難しい「漼き」。サイを訓読でどう読むのか後姿がリアルでした。

ちょうどお隣ではブリューゲルの「バベルの塔」展も始まったところで、見たいと思ったけれど、次々と人が入場していくので今回はパス。旧約聖書に登場するバベルの塔。絵の中になにしろ米粒より小さい人物が1400人も描かれているという。誰が数えたのか。東京都美術館で。

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